Blacksmith?

    鍛冶屋の独り言
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部品作りそして組合わせ
急な仕事もなんとかおさめまして、
昨日も手燭製作になりました。

まずは部品製作。
いろいろサイズ調べたり、尺定規買ったりとありましたが、
結局は最初だけ文献を参考にして、後はバランス意識した感じ。
一番気にかけたのは「重さ」。
手のハラと人差し指、親指だけでチョイッともっていける感じがいいな〜
という感じで部品製作。



部品ができたので、後は形にする。でも溶接は使わない。
リベットでの「組」にこだわってみました。
溶接使ってはり合わせれば、形、シルエットはすぐにできますが、
組でできるディテールが、またデザインになって、いい感じ。。



リベット止めする所に穴をあける。
リベット一本で支える所は鉤をつくって、回転止め。



ろうそくを刺す針と、この輪と脚を止めるリベットを兼ねた部品。



小さいリベットも作ります。



これでお皿も回らなくなった。



仮組。。
いいんじゃない?



 
| 仕事の記録 | 11:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
もやっと作る

ぎっくり腰で2日位仕事にならなかったから
もう、今週も日曜返上で仕事が決定なので、
もう、先に楽しいことだけやろうってことで、
手燭製作を進めてみました。

まずは尺寸法のスケールを購入。
分が何ミリではなく、尺は尺、分は分。ということで、
すごく楽にった。。

そして、、
『手燭の寸法 惣高さ四寸四分半、上輪上迄、蝋燭立高さ一寸四分、
上輪差渡二寸七分、同太さ五分半廻、同高さ一寸六分半、下の輪火皿指度四寸、
同ふかさ四分、柄の巾四分三リン、厚二分三リン、二つ足も同じ寸法、柄も足も丸めにする、
右下地鉄真之黒ぬり、両足の間外法四寸八分、
但、足の先より足の先まで』


後はこの暗号の解読なんだけど、、
柄の長さが結局わからなかったので、
ネットでイメージ拾って、わかる範囲の寸法からイメージ起こしました。。



こんな感じかな?となりまして。



今時の和室だと、こんな雰囲気がいいかな?なんて考えてみました。。
手燭自体もそうだけど、和蝋燭とか、普段なじみがない物はなんか空をつかむみたいで難しい。。
とりあえずイメージできたので、もう製作しながら考える!
と、結局いつもの感じだ。。。

『上輪差渡二寸七分、同太さ五分半廻、同高さ一寸六分半』
って、こんな感じかな?『差渡』ってなんだ?『廻』ィ?



『火皿指度四寸、同ふかさ四分』
ってこういうことかな〜。。、、、『指度』、、。



せめて和蝋燭をもってればバランスみれるのに、、、
何ともしっくりこないまま進んでおります。。  つづく







 
| 今日のヒトコマ | 19:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
分って何ミリ?
5月のイベントが始まると、丸10日以上は工場の仕事ができなくなるので、
4月にはいってから前のめりで仕事を進め、後半は準備、4月末からイベントに突入。

そして、一週間はイベントとなり、毎日鉄をたたくデモンストレーション。
それがおわると急ピッチでイベント会場を片付けて、通常営業。

イベントで頂いた仕事を合間を見てまとめるという日々。

気がつけばひと月休み無しでした。

イベントでは心の気分転換をしてしまったせいか、
体が休んでいないことをわすれてました、、。


この道具、便利でしょう〜?なんて動画とったあとに、小さな部品を拾おうとして、
ウッと嫌な痛みが腰に走り、はい!いつものぎっくり腰ですね。となりまして。。

軽めのぎっくりなので、なんとか歩けるし座ってはいられるので、
稲田縁日でお話しいただいた仕事で「手燭」について調べることにした。



まず、手燭ってなんだ。。
調べてみると、茶道で使われる、燭台のことらしい

「道」とつくものに手を出す時、うかつに形だけ、機能だけをみて、
形を模しても失敗する。。昔、書道の道具をジャパニーズステーショナリーだぜー的な
ノリで作って、すげー怒られました。。。
ステーショナリーなんて軽く言ったつもりでも、それにも歴史があるわけだし、
そもそも何もわかってなかったということです。

まあ、兎に角。その「道」に精通までとはいかなくても、
形、機能のほかに、歴史?というか、なれそめというか、
どうして、その形、その機能が必要なのか、訳を知りたい。。
ここが楽しい時間だったりします。


さて、茶道というちゃんとしたものに招かれたのは1回だけ。
しかも作法も何も知らないで、ただただだされたお茶をいただいただけです。
この「た」の数だし、ちゃんとした丁寧語になってませんが、
茶道の経験はありません。。
本ももってないし、ネットで茶道、手燭を調べてみることにしました。


茶道には夜咄や暁の茶事なるものがあり、暗い中、和蝋燭の灯火だけで行われる。
その時に、手燭を使い、暗い道でお客を導く灯にして、その手燭を
亭主と交換するのが挨拶になるそうです。

また、蹲踞には手燭石という、手燭を置く専用の石があり
背の高い三本脚のこの形は、いろいろな石でも、安定しておける工夫なのではないかと
かってに憶測してみた。
後は手燭の受け渡し方ってどんな感じなんだろう。。刃物を渡すように柄を差し出すのでしょうか?
そこが知りたい。。

後はサイズかな?
「手燭の寸法 惣高さ四寸四分半、上輪上迄、蝋燭立高さ一寸四分、上輪差渡二寸七分、同太さ五分半廻、同高さ一寸六分半、下の輪火皿指度四寸、同ふかさ四分、柄の巾四分三リン、厚二分三リン、二つ足も同じ寸法、柄も足も丸めにする、右下地鉄真之黒ぬり、両足の間外法四寸八分、但、足の先より足の先まで」
とあるそうです。

分とかリンとか、、、何ミリですか?
茶道どうこうより、まずそこからか。。つづく   のか?



 
| 今日のヒトコマ | 18:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
稲田縁日

ゴールデンウィークは「稲田縁日」に参加して
鍛冶道具をもちだし、毎日鍛冶のデモンストレーションをやっておりました。
笠間の火祭りと絡むようになって今年で2年目。笠間市がテレビで紹介されたとあって
すごいお客さんでした。

稲田縁日も盛況で、ご来場いただいたお客様は、ありがとうございました。
普段は独り、工房にこもっているので、こうやって人前で仕事をみて頂いたりして、
モチベーションがあがりますね〜!
しかし、さすがに5日めになると、肘が悲鳴を上げました。また注射か?

7日間という長いイベントをおえて、達成感とともに、かなりの疲労感。そして今まで後回しにしていた仕事、
期間中にお話しいただいたこととか、今日は頭の中がごちゃごちゃであります。
さてさて、じゃじゃじゃぁ〜稲田縁日とは?一言では言い表せないので、リンク参照してください。。
茨城県笠間市は稲田地区の石職人、鍛冶屋、庭師、酒蔵等により演出される鎮守の杜のような御影石の庭園。
春の「陶炎祭」や秋の「笠間浪漫」等の催事にて開催されます。





石屋さんのトラックを借りて道具を搬入。搬出も手伝って頂いて、ほんとうに助かりました。



石の町稲田では、ユニック付きトラック自在に操って一人前。
石の仕事は重さの単位が違います。大きな石で、どんどん会場ができていく様は、毎度圧倒されます。



期間中、2日間は雨が降りましたが、後は晴天。






今年の自分のブーステーマは「アウトドア」。
今まで作っていたロケットストーブとか焚火台をお披露目。
なかなか好感触でした。



5月3日は3時頃から始まったイベントは



夜まで続き、、いつも途中までは、お客さんを招くホストとして
がんばってるつもりなんだけどな〜。呑んじゃって途中からぐだぐだで、
だめだな〜〜まいどまいど。。皆さんすみません。。




準備、片付けの期間を入れると10日以上に及ぶイベント。
昨日片付けを終え、はたと気がつけば、我が家の桜も全部落ちていた、、。
夏が来るぞ!



昨日はロケットストーブで
娘とおっぱいパン焼きました。
ストーブの実演がもうちょっとできたらよかったなー。




 
| 今日のヒトコマ | 10:41 | comments(0) | trackbacks(0) |

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